労働衛生関連法規のコンピュータ・データベース化の研究
調査研究課題名
労働衛生関連法規のコンピュータ・データベース化の研究
研究代表者
馬場 快彦
調査研究期間
平成5年12月20日〜平成6年3月31日
調査研究体制
馬場 快彦(福岡産業保健推進センター所長)統括及び実施管理
大久保利晃(産業医科大学教授)法体系分析
高田 和美(産業医科大学教授)ユーザーインターフェイスの検討
織田  進(産業医科大学試験分析事業部次長)システム設計
東  敏昭(産業医科大学教授)サブデータのインプット
舟谷 文男(産業医科大学助教授)システム設計
調査研究結果の概要

 労働衛生に関連する法規として、労働基準法、労働安全衛生法、作業環境測定法、労働関係調整法、じん肺法、労働災害防止団体法、労働者災害補償保険法などがあり、それに関連する判例及びそれに関する文献の調査を行った。
 研究目的である検索方法の検討のため、市販のCD-ROMを購入し検討を行った結果検索手法としては単語検索ばかりではなく、シソーラスをカバーした検索手法が必要であることがわかった。そのシソーラス検索については、検討の結果、以前産業医大で行った産業医学情報システムの構築に関する研究の結果の利用で対応可能であるとの結論に達した。
 今回は、上記労働衛生関連法規を整理し、必要な部分についてはデータベース化した。また、関連する文献及び図書のデータベース化を行った。
 判例については、すでに市販でCD-ROMの形で十分な内容があるので、通常の利用に対しては十分に対応可能であるとの結論に達した。これらは、現在オンラインでの利用しかできないが、CD-ROMを除いて大学関係者向けにはインターネットで公開が可能であることを調査の上確認した。また、一般の商用ネットでの利用も考えられるが、その際の課金に伴う問題の調査研究が課題として残った。
 今同作成したデータベース及び調査は、次年度以降も継続して充実させる必要がある。